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2007年02月24日

《風が強く吹いている/三浦しをん》


《前のめりッ》
にもあるように、
14日の《立志式@阿見中学校》での
講演ライブ
は、ほんっと、たのしい時間でしたッ♪

本番当日、先生方とお会いしただけで、
その学校の《雰囲気》というものは、だいたいわかるんだよね。
今回、小雨が降る校門で、笑顔でぼくらを出迎えてくれた浅野先生や、
体育館の階段拭き掃除を、率先してやってくださった校長先生はじめ、
先生方ひとりひとりとお会いする度、
「こりゃ、たのしい本番になりそうだッ」という予感が確信へと変わり、
数時間後、それは本物になりました。
みなさん、本当にありがとうッ!
 
 
そんな本番を終え、
図書館から借りていた、《音声図書》を聴きまくってるんだけど、
いやぁ、出会いましたよッ☆
おもしろくておもしろくて、仕方ないっていう本にッ!

ベッドに入って読み(聴き?!)はじめたんだけど、
やめられなくなっちゃって、
《毎日が歌ってる》
の倍以上の長さがあるにもかかわらず、
結局一気に読破してしまいましたッ♪

その本は、三浦しをんさんが書いた、
《風が強く吹いている》

万引きしたコンビにから、走って逃げる主人公を、自転車で追いかけてきたのは、
銭湯帰りの男。
「走るの好きか?」
いきなりこんな言葉をかけてきた男は、
主人公がこれから通う大学の先輩だった。

親から送ってもらった、新しい部屋を借りるための資金を、
マージャンで使い果たしてしまっていた主人公は、
そんな先輩も暮らしている、超おんぼろアパートへと、足を踏み入れる。

各部屋の主は、
何度も留年しまくっている、25歳のヘビースモーカー。
放送される、すべてのクイズ番組をチェックして、その正解を、画面に向かって大声で叫ぶ男。
スポーツはからっきしダメで、流暢な日本語を話す、黒人理系留学生。
部屋の床が抜けるほどの、漫画の山を築いている男。
さらには、どこから見てもそっくりな双子の兄弟…。
みんな一癖あるけれど、
どこか憎めない連中ばかり。

そして、主人公の歓迎会が開かれた夜、
彼をこのアパートにつれてきた先輩の口から飛び出した、仰天宣言。

「今日からみんなで、箱根駅伝を目指す」

この時から、
10人のアパート住人だけでなく、
彼らを取り巻く人たちの生活、そして内面が、
少しずつ変化していく。

想いも姿勢も経験も、バラバラだった10人が、
走るという、孤独な作業と向かい合いながら、
自分の内面だけでなく、
チームメイトとの関係までも、
見つめ直していく。


そんな10人だけでなく、
駅伝チームの監督にも就任する、アパートの大家のおじいさん。
彼らを応援する、地元の商店街の面々。
商店街を走る双子に一目ぼれして、
世話役を買って出る、同じ大学に通う女の子。
そして、ある事件を起こしてしまった、主人公を許せずにいる、ライバルチームのランナー。
みんなみんな、いい味出してるんだよねぇ。

走るということについては、天性のものを持っている主人公が、
過去にしでかしてしまった、取り返しのつかない過ち。
そんな彼に声をかけてきた先輩は、
おんぼろアパートのリーダー的存在で、
彼の走りにほれ込みながら、
その内面にまで切り込んでいく。
実は先輩も、
高校時代、陸上に人生をかけていたんだけど…。

一度走り出してしまったら、
ゴールまで、一気に読まずにはいられない物語は、
ほんっとにおもしろかったッ!
しっかし、ここまで走ってる場面が多い小説というのも、
ちょっと、ないんじゃないのかな。


《強さ》について、
主人公がどんどん、その本質に気づいていく下りは、
長距離走が大っ嫌いなぼくにも、
素直に共感できるものでした。

駅伝のコースには、
どこまでも平坦な道もあれば、
果てしなく続く上り坂も、
その逆で、とてつもない急勾配の山下りもあるんだよね。
もちろん、そのどこにも《楽なコース》なんてものは存在してなくて。

10人のランナーは、
それぞれの持ち場を、それぞれの持ち味を活かしながら走り続け、
想いを込めた一本のたすきを、
次の走者へと託していく。
そして、自分の出番じゃない時は、
これから走るランナーたちを、精いっぱい支える側にも回る。

みんなが走り、みんなで支える。

これはまさに、音楽制作でも、
まるっきり同じことが言えるんだよね。


この物語を書いた三浦しをんさんは、
《まほろ駅前多田便利軒》
で、直木賞を取ってるんだけど、
これもすごくおもしろかった。
完全にファンです。わたし。ッ♪


いたるところでクスッとできて、
レースのシーンではハラハラもしつつ、
そして何より、
気がつくと、
読んでるこちらも、いっしょに走ってるような心持ちになっちゃう
《風が強く吹いている》、とってもオススメですッ☆

登場人物たちが、駅伝にのめり込んでいく部分など、
多少《出来すぎ》と思える箇所も、あるにはあるんだけど、
この物語の中では、
ほんと、そんなんは、どうでもいいのよッ☆

速さと強さ。
記録と記憶。
個人とチーム。
信じ抜くこと。
やり切ること。
そして絆。
そんな色々を、絶妙に織り交ぜながら展開する物語を、
みんなといっしょに、
最後のページまで、駆け抜けてみることをおすすめしますッ!

あ~、
なんだか一気に書いてしまいました(笑)
でもほんと、元気になれる物語だったなぁ。

さぁ、オレも、
次の目標目指して走らねばッ♪

3月10日(土)には、
大阪に乗り込んで歌うことになってるし
いっちょストレッチでもしてくっかッ♪(笑)

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《まほろ駅前多田便利軒》アマゾン携帯ページはこちらッ

投稿者 Taro : 2007年02月24日 16:24

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トラックバック時刻: 2007年09月17日 08:16

コメント

おもしろそうだね、これ。
機会見つけて読んでみようと思います。
教えてくれてありがと。

でもさ、ベッドに入って一気に読む(聞く)とはすごい!!
私だったら5分としないうちに深い眠りにつくと思うよ(^^ゞ

投稿者 ちぃ : 2007年02月25日 17:15

こんばんは、お邪魔しますw
私が訪問していないうちに、いったいどのくらいの月日がたったのでしょう??HPもどれだけ変化したのだろう・・・。

相変わらず勢いあり、熱っぽさあり、軽さあり♪♪
当時の増田太郎は健在ですなぁ☆☆☆
こちらもつくばから東京戻るぜ!!
今度は江戸川でお仕事なので、またライブにも
参加させてまおれるのではないかと楽しみです。
情報メールも登録させてもらいました。
また体のど真ん中にある音楽センサーを
ビンビン言わせてくれるような最高の音楽待ってるよ!!

投稿者 寛子 : 2007年03月12日 20:03

ちいさん
寛子ちゃん

コメントどうもありがとうッ☆

ちぃさん
ほんとにおもしろい小説なので、
ぜひ読んでみてくださいッ♪

実はぼくも、
ベッドに入って3分もあれば眠れる人です。
CDを聴こうとして、
1曲目の2コーラス目から先は覚えてないなんてこともしょっちゅう。(笑)

音声図書を聴く時も、
かなり気合入れてるんだけど、
この物語は、そんなことしなくても、
おしまいまで一気に聴けてしまいましたッ♪
そのくらいおもしろかったッ☆

寛子ちゃん
おひさしぶりですッ☆
東京に戻ってくるということで、
ほんと、ライブにも、どしどし参加してくださいッ♪
《情報メール》登録もありがとうッ!
お互い、どんな成長をして、
会場で響き合えるのか、
とてもたのしみにしていますッ☆

投稿者 Taro : 2007年03月18日 00:13

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